2005-06-24 still 余程運命的なことがない限り、この町で君に会うことはない。 ふと道端に建つレンガで出来た建物に気がつき僕は足を止めた。なんの関連もないのに、君を思い出す。 天候の移り変わりみたいにころころと変わる君の表情を。今ごろ君は何をしているだろう。何もいわずに消えてしまった僕を恨んでいることは間違いないけれど。だけどどうか、元気で暮らしていてもらいたい。こんな理不尽で身勝手な僕の事など忘れて。 幸せに。どうか幸せに。さよなら。君へ。さよなら。